街には春休みの学生さんがたくさんいます。
気候の方は、暖かい日もありますが、
春がきた!っていうには
日によって真冬のような寒さだったり、
それでいて、花粉は飛んでるのか目がかゆかったり・・・
と、なんだか中途半端な感じです。
私たちの人生にも、こういう、
ちょっと中途半端な期間、というのはあります。
1つプロジェクトが終わって、
次のプロジェクトが本格的に始まる前、
学校を卒業して、次の学校や仕事が始まる前、
会社を辞めて、次の仕事が始まる前、
次の仕事を決める前に会社を辞めた、
などなど。
春休みを謳歌する学生さんのようだったら
良いのですが、
何もする気になれなかったり、
次の準備をする気にもなれなかったり、
次の目標が見つからなかったりすると、
そんな自分を
「モチベーションが低い」と責めてしまうケースも
たくさんあるようです。
軽くお茶飲み話でそういう話をされた場合は、
「いいじゃないですかー、
そういう時間も必要ですよー」
と言います。
まさに、それにつきるんですが(笑)
それじゃあすまないよ、
という場合、
コーチングでは、
いろんなケースがありますが、
無理に目標を立てるよりも、
それまでにやってきたことを、
しっかり振り返り、
それを資源にする、という事をしたりします。
やっている最中に見るのと、
終わって、外から見るのとでは、
見えるものがかわってきます。
また、自分一人で振り返ると、
自分のくせが出てしまうので、
落ち込んでしまったりする方もいるのですが、
コーチングの中でニュートラルな目線で、
いろいろな角度で振り返ると、
「自分にはこんな面があったんだ」
と、
自分の新たな才能に気づいたり、
失敗だった、と思っていた事が、
実はそうではなかった、と気づいたりできます。
(ただポジティブに見る、というのとはちょっと違います)
前に進むのに一生懸命で、
自分の感情を置き去りにしてきたような時は、
腰をすえて、当時の自分の感情を
あらためて感じてみる必要がある場合もあります。
なーんにも考えずに、
なーんにもしないで、
心と体を休める必要がある時もあります。
こういう、ぽっかりと空いた空間のような、
春でも冬でもない中途半端な季節のような
時間を大切にすることで、
より、前に進む力がたくわえられるのです。
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