営業マンをやっていたころ
お客様にはそこそこ
かわいがって頂いていました。
それでも、ときに無理難題を
投げかけられることがありました。先輩の教わったのか、自分でそう思ったのかは
忘れてしまいましたが、
営業マンたるもの
「“できない”といってはいけない」
と決めていました。
が、無理難題には「できない」って
言いたいというもの。
最初の頃は「一旦持ち帰らせて頂きます」
で考える時間を手に入れたものの
それも、回数は使えない。
結論から言うと、お客様には
「お請けします」か
「お請けしません」か
を伝えることになります。
そして、多くの場合“できない”には
「お請けしません」を
和らげている(そのつもりの)伝え方です。
ここで、意識的、無意識的に表現したいのは
「私自身は“お請けして差し上げたい”
ですけどねぇ、まぁ、なんといいますか・・・
状況が、環境が、技術レベルが、
上司が、収益的に・・・・諸々の事情がございまして
私に“請けること”を【許さ】ないのです」
と意見の分身の術を使って
「やんないよ」
って言ってた事に気づくことが出来ます。
そして、自分がつい
「できない」
って言うフレーズを出したとき
先に
「やんないよ」
って決めてしまっていることに
気付いて下さい。
もちろん、
自分の手に余ること
身に危険が及ぶこと
そのほか、リスクに対応しきれないことに
「できない」を
使う事そのものは
大切な事です。
ただし、
「できない」という言葉を
使った瞬間に
「やんないよ」の反対である
「やろうかな」・・実行するための
可能性や方法、資源を
探すのを止める方向に
心がすでに動いているということを
知っておく必要があります。
「できない」という言葉は
このまま進むと言う選択肢をやめて
新しい選択肢を選ぶための
心の切り換えスイッチです。
そして、この言葉は無意識ででてきます。
多用しすぎると
「諦める」クセのように
働きうるのでお気をつけ下さいね。
私達がふと口にする言葉が
あなたの、思考に与える影響を
知っておくこと。
これもまた、自分の隠れた意図を探るのに
役に立ちます。
ではまた来週。
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