こんにちは。まだ春と言えるほどではないですが、
少しずつ、寒が緩む日も出てきました。
街には、春休みの学生さんが更に増えて、
普段平日は静かなエリアも大混雑です(笑)
何かがいったん終了して、
新しく始まる前の期間を、楽しんで過ごせているでしょうか。
コーチングでは、
進路や転職もテーマにすることが多いのですが、
いったんインターバルを置いて、
新しい道を探そうとしているのに、
なかなか、次が見つからないという方もいらっしゃいます。
その、見つからない理由の一つとして、
これまで、自分がいた環境でのいろいろな事を、
いつのまにか「一般化」してしまっている
というのがあります。
ちょっと客観的に見るために
学生さんの部活の例で考えます。
例:自分が所属していたテニス部で三年間、
とてもつらかった
<一般化の度合い>
小
↓ テニス部には二度と入りたくない
↓ (他の運動部ならやってもいいかも)
↓
↓ 運動部には二度と入りたくない
↓ (文化部ならまだいいかも)
↓
↓ 部活には二度と入りたくない
大
下に行くにしたがって、ある時期のある部活での事が
世の中の部活全体に一般化されています。
「運動」全体に一般化されると、卒業しても
「運動は二度としない」となるかもしれません。
(ある時期、ある場所での事を、
いつでも、どこでもきっと同じに違いない、
と捉えるようになってしまうのが「一般化」です。)
お仕事の場合、
例えばシステムエンジニアで、
数年間とてもつらい思いをした。
だから、二度とシステムエンジニアはやりたくない、
という方、とても多いのです。
システムエンジニアのお仕事から更に広がって、
仕事自体、もうやりたくない、となるケースもあります。
これは、
「ある時期、ある会社のある職場における
システムエンジニアの仕事」
事情が
「システムエンジニア」の仕事全体に
「一般化」されているケースが
前者
「システムエンジニアの仕事」が
「仕事」全体に一般化されている
ケースが後者です。
もちろん、SEあるある、営業あるある、など
いろんな職種や業種でのあるあるネタがあるように、
どこの会社に行っても変わらない部分、
というのはありますが、
その時期、その会社、その職場だけの
事情、というのもあります。
ただ、自分一人では、
そもそも「一般化している」という事自体に
気づくのが難しいのです。
処理されていない感情が、
気づくのを邪魔している場合もあります。
コーチと一緒に
自分の「一般化」に気づき、
何が職業あるあるなのか、
あるあるでも例外はないのか?
何がその時期その職場だけでの事だったのか?
もし、「どこの会社でも変わらない」
部分があったとしても、
自分には、どんなふうに考え方や行動を
変える可能性があるのか?
をひも解いていく事で、
自分が、何を好きで何がやりたいのか、
何はやりたくないのかだんだん
はっきりと、見えてきます。
(「仕事」全体、「SE」全体が
やりたくなかったのが、
「あの事」はやりたくないけれども、
「この事」はやりたい、と変わっていきます)
選択肢も広がっていきます。
自分が「二度とやりたくない」
と思っていた事の中に、
本当はやりたかった事が
隠れているケースも以外とあるのです。
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