東京は桜が満開です。
何か新しい事が始まる人も多いかと思います。
新しい事を始めた方から受ける相談で、
「私、〇〇は向いてないんじゃないか、と思うんです」
というのがあります。
なぜそう思うのか聞いてみると、
〇〇がうまくできない、と。
では、〇〇を何回くらい試したのか?
できるようになるために、どんな練習を何回くらいしたのか?
どんな情報を集めたのか?
誰かお手本になる人を見つけたのか?
誰に何回、どんな質問をしたのか?
などなど、調べていくと
見えてくるものがあります。
自分は「〇〇に向いてないんじゃないか」と思う傾向が強い方は、
数回、〇〇をやり、
それ以上の事そんなにやってない
段階で、向いてる/向いてない、
を考えるようです。
二番目以降の質問には、もし質問したとしても答えられません。
(実際のコーチングのシーンでしたら、
こんなふうに立て続けに尋問のような
質問をすることはありません(笑))
何かが「向いてる」っていうのは、
初めてとか二、三回目ですぐできること、
そうでない事は向いてない事
・・・・・
と無意識に定義していると、
そうでないものは、
「自分が」向いてない、
ととらえてしまいます。
他の人は、すぐにできるように見えたり・・・。
例えばお料理が好きで得意、という人の話を聞くと、
料理の本をたくさん持っていて、
好きな料理研究家が何人かいて、
料理番組を録画していたり、
自分で作った料理のレシピを記録していたり、
同じものを違う配分で何度か作ってみたり・・・、
と、かなりの知識と経験を積んでいて、
今でもそれを重ねています。
これ、お料理に限りません。
そういう方からは、
「向いている/向いていない」という
言葉は、ほぼ出てきません。
一方、
料理は苦手です、自分向いてないかも・・・、
という方に聞くと、
料理の本は持っていても二、三冊、
料理研究家の名前も番組も知らない、
自分が作ったものの記録はとっていない、
っていうかレシピは見ないで作る、
そもそも作った回数が「得意」というより圧倒的に少ない、
というパターンが多いです。
「自分は」料理が「苦手」、
「向いていない」という方にとって、
「得意」「向いている」というのは、
初めてでも、直感だけで作っておいしくできる、
という事のようです。
でも、ご安心ください。
たいていの事は、
慣れてないとうまくできないのは
当り前です。
何かがすごくできる人の行動を見ると、
集めている情報量と経験が圧倒的に違います。
逆にいえば、
最初まーったくわからない、
できない事でも、
情報と経験を集めていけば、
必ず、初めての時よりも
できるようになっていく、という事です。
向いてる/向いてない
を考えるよりも、
どんな情報が必要か、
あとこれ何回くらいの経験(練習)が必要か、
というふうに考えると、
どんどん前に進んでいけます。
このコツを覚えていくと、新しい事に
挑戦していくのが楽しくなっていきます。
もちろん、コーチと一緒なら
このプロセスがぐんと加速できます。
0 件のコメント:
コメントを投稿