はじめまして

はじめまして!

私達は、オーストラリアで同じコーチング技術を学んだコーチ3人のユニットです。オーストラリアでは、ビジネスコーチ、ライフコーチと呼ばれる私達の仕事や人生をよりよくして行くためのパートナーとしてコーチを使っています。ここ日本にも、「プロコーチ」が存在します。しかしながら、そのコーチ、コーチングがどんなもので、どのように使うのかが、あまり多くの方に知られていないのが現実です。

私達は、コーチ、コーチングを仕事の課題解決や目標達成、仕事以外の課題解決や目標達成に上手に使って、より満足度高く生きる事ができると考えています。「コーチ」を使って、人生を、仕事を、毎日をより楽しく、充実して行くことができるかをお伝えすると同時に、プロのコーチとして、あなたにもコーチングを提供して参ります。

どうぞこれより、「賢いコーチの使い方、あなたの相棒コーチ」よろしくお願いします。 そして、コーチの使い方を知って、あなたの思い通りの毎日を創っていく助けにして頂けると嬉しいです。

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2017年10月25日水曜日

“臨機応変”にも功罪がある…機に臨みて変に応ずる⑤

こんにちは、
ひじま、まさきです。

「出来ることは何でもしよう」
 と決めておくと随分心が
 楽になるものです。

そう、何が起こるか分からないとき
“臨機応変”が求められるときです。

とはいえ、ここまででお話ししたように
“思いがけない”を感じた瞬間に
私たちの五感や心の状態は
“可能性を絞る”
…なんとかして具体的な行動を
選択しようとするようにシフトします。

すぐにでも選べる“選択肢”が欲しいのです。

それがないと
“どうしよう”と固まってしまう。
手も足も出なくなり

ますます、打開策を考える
暇がなくなる…という悪循環。

可能であれば、
状況を悪化させない(消極的な表現ですが)
最初の対応をいくつか持っておくと

…予習をしておくと

より安心です。

困った状況、焦る状況では
特に『なんでもあり』は「決め手に欠ける」
と結果として“固まる”わけです。

僕自身が、これまでの人生で
(NLPやコーチングを知る前から)
考えていた事は

「次の次の一手を選ぶ“余裕/時間”を作る」

ということ。

最小限でも良いから
「体勢を自分で扱えるようにする」
ということ。

もともと、それ程
 「勘が良い」方ではありませんでしたから
それも織りこんで

次の次の行動に対する
「ひらめき」
を待てる余裕を作る

というのを心がけていました。

僕にとって
最初の数手は状況を保つ
悪化させない、
仮にさせたとしても最小限にする

自分の特性に気づいて選んだ作戦です。

そして、そのやり方を続けた後に
NLPやコーチングと出会って
分かったこと。

人間の「ひらめき」はかなり頼りになる。

ということ

そして、

その「ひらめき」は誰にでもある

ということ。

ただ、それが浮かぶのが

次の行動に対してか、
次の次の行動に対してか
次の次の次の行動に対してか

それぞれタイミングのずれがある
ということです。

だから僕自身は、

困った状況であっても
次の次の行動への「ひらめき」を
信じて、それまでの時間を
状況を維持するという作戦をよく使うわけです。

もちろん
コーチングにおいては
「臨機応変」の範囲は
できるだけ減らしておきます。

つまり、起こりうるシナリオを想定して
予習しておく。

すると
「え゛っ、まじ、こんなの聞いてない」と
心乱れる状況が起こりにくくして

行動を始めるのです。

「臨機応変」は必要ではあるけれど
 準備が足りなくなることも
 否めません。

一番のお薦めは、孫子の言う
 「善く戦う者は勝ち易きに勝つなり」
丁寧に準備して、上手くいくように
整えて進むです。

それでも、想定外は起こるのですから
そこで「臨機応変」力を使うつもりで
今回は、提案しています。

あと2回「臨機応変」のテーマで書く予定です。
「臨機応変」に役立つ
 とらえる力
 創造する力
について書こうと思ってます。お付き合い下さい。


◇相棒コーチング
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 ご連絡をお待ちしております。

2017年10月18日水曜日

変化に対応するかしないかは“選択肢”…機に臨みて変に応ずる④


こんにちは、
ひじま、まさきです。

「ひとつ、臨機応変に頼むよ」と言われたとき
 その依頼を受けた側は
「色々考えなくちゃいけないこと」が
 存在することに気がつきます。

 これが、無理矢理にやらされたことだと、
 正直言って面倒くさい
 判断は、本能的に“脳”力を使う事を
 私たちは知っているようです。

 そして、“生物”としては、
「エネルギーの浪費はゴメンだ」
 と思っているようなので
“臨機応変”に対して、嫌な感じがする

…という分析はいかがでしょう。

もしも、自分のしたいことをやるときに
色々と誰かに行動や手段の
制約をかけられていたら
かえって不自由なものです。

自分のしたいことをやるとき
…特に着手した段階では
いつも「臨機応変」だったりします。

「臨機応変」は、自由なのです
 選択肢が選び放題なのです。

「…選択肢があればね」

 と思う方もいるかもしれませんが

選択肢は

 予め用意されていても

あるいは

 自分で用意しても

いいじゃないですか…自由なのだから。
そして、今その瞬間に

 見つかった分の選択肢で

対応する。
それが結果として

 変化への対応

になろうが

 変化への非対応

になろうが構いません。

そのタイミングで(機に望みて)
変化に対応した(変に応ずる)
訳ですから。

安心して下さい、
その選択で、
自分の望んだもの状況にならなければ
次の選択があります。

仮にその選択でも。
自分の望んだもの状況にならなければ
その次の選択があります。

…これが、いわゆる成功者の方が言う

「成功するまで続ける」

ってことです。

変化に対応するかどうかよりも
自分が何を目指して行動しているか
そして、
何を大切に行動しているか(価値観)
の方が大切じゃないですか?

なぜなら、
自分の価値観にそぐわないと
「無理矢理にやらされた」感
満載で
次の選択が面倒になる

…だから結果

失敗の状態で終了する。

わけなんです。

ここが、コーチが
クライアントの本音、心からの思いを引き出して
その成功、ゴールへの繋げていく
プロセスだと
そう思うんです。

…クライアントが心地よくー楽しく
 選択して行動する
 一旦望んだ状況に近づかなくても
 次の状況を目指して
 選択して行動する
 クライアントの心と場を整える

それこそがコーチの仕事かもしれませんね。


◇相棒コーチング

2017年10月11日水曜日

ゴールを明確に、ルートを柔軟に…機に臨みて変に応ずる③

こんにちは、
ひじま、まさきです。

応用力…臨機応変に対応する
事を求められる場合は多いのですが

たとえば、何かの面接で
「君は何が出来るの?」
と尋ねられて
「私は、今私にできることができます」
と答えれば
「何を言っているんだ!ふざけているのか!」
と叱られる場面が容易に想像できます。

考えてみれば
「何ができるの?」
の質問には、
「どの場面に置いて、どの分野で」
というような情報が
共有されていません。

で、その部分を
「空気を読む、忖度する」
とたぶん
質問者の答えに近くなるのでしょうが

明確には伝わっていません。

するとその面接に合格した後で
ときに
「あいつはダメだ」
と面接相手から言われる。

…場合によっては
 面接官さんが必要な情報を
 得ていなかったのかも…とか思うわけです。

実際の所、
私たちは、私たちの
思考、手足、身体を使った行動は
 慣れていること
 不慣れなこと
 伝統的なこと
 革新的なこと
できる限りのことが出来ます。

そして、“臨機応変”とは、
その状況に合わせた行動をする
ということなのですが、

その行動の結果どうなれば良いかが
わかっていないと
困ったことになり得ます。

“交通機関での移動”という喩え話に置き換えれば
少なくとも東京にいれば
新幹線にも乗れるし
電車や地下鉄にも乗れます
飛行機も船も使えます

つまり、状況としては
出来ること(乗れる交通機関)が
選り取りみどりです。

仮に
「臨機応変に」移動してくれ
といわれたとします。

・・・どうしますか?

新幹線ではハワイには行けません
飛行機を使ってお台場にも行けません
タクシーを使って鹿児島に行こうというのも
狙いがなければやってられない

つまり、移動する目的地が
わかっていなければ
タダやみくもにたくさんの手段があっても
仕方がないわけです。

今の状況から、次の状況に
移る(移す)行動を
その時の自分が提供できるベストの方法で
やると言うこと。

どういう状況にしたいか

が伝わっていなければ、
どんなに応用力がある人も
無力です。

…「臨機応変に」と伝えてくれた相手に

 ゴールの確認と
 使わない方が良い方法(ルート)
 制約事項

を明確にしてもらう質問が必要です。

…当たり前のことではあるのですが

魔法の言葉
 「臨機応変」で
伝えた側も伝えきった風に
感じていたりしますし

受けた方も、ただただ
ある種の押しつけ感だけを受けて
「どこへ臨機応変に向かうのか」
という情報を聞きそびれていたりします。

互いの情報交換を阻害する
「臨機応変」
という魔法の言葉
耳にしたときは、
ゴールを確認しましょう。

…そうすれば、
 今できることの組み合わせで
 「臨機応変」に
 対応出来ますから。

ではまた次回。

◇相棒コーチング

2017年10月4日水曜日

基本通りに、出来ることと出来ないこととを分ける…機に臨みて変に応ずる②

こんにちは、


ひじま、まさきです。

前回も書きましたが、
私たちは、“そもそも”

自分の出来ることと、
その状況に敵うことを
見つけて行動する。

…自分の出来ること以上のことは
 出来ません。

だからといって、

「何にも出来ない
 どうにも敵わない」

訳ではありません。

ここが“臨機応変”のポイントです。

つまり、
「今できる、今敵う
 何かしらのこと」
を見つけたい訳です。 

焦っていると、
この見極めがし難くなる。
加えて、
「何にも出来ない
 どうにも敵わない」
と思うと、
「早くここから逃げ出したく」もなる

すると、
近道をしようとして、
一般逆転をしようとして、

「今の実力じゃ
 出来ない、敵わない策」

を選びがちなのです。

たとえば、どんな風に仕分けるか。

ほんの、一例ですが
僕がお伝えすることは、
「今最も差し迫った課題は何か」
を探ります。
その意味では
「自分が本質的な課題」に取り組むための
心と、身体の猶予を
創るわけです。
平たく言えば「状況を落ち着かせる」こと。

これが出来たら、
資源の再点検です。
・自分の出来ること
・協力してもらえること
・その他必要なもの、欲しいもの
のうち何が今あるかを把握します。

ここではじめて、
「今、出来るか出来ないか」
がわかるというもの。

焦った中では、
自分の力、まわりの力を
充分に得ることなく
バタつくだけになってしまいます。

…何を当たり前のことを

そう仰ると思います。

ただし当たり前のことだからこそ
一つ、基本に忠実なやり方を
使える様にしておきたいのです。

もちろん、
奇策や思いもしない方法が
役に立つこともあります。

しかし、それを引き出すためにも
「自分自身の状況を整える」
ための策を準備するということなのです。

「臨機応変」が機能するとき
 基本が出来ていること
 これも大切な事です。

ですから、
「臨機応変」を望んでも
それが機能しないのは
奇策しかお持ちでないとき
なのかもしれません。

若い頃の、大人や先輩、上司の
お小言の中には
私たち自身の「基本」を育てる
要素が含まれていた…
そんな気がします。

そして、僕自身が
そういう要素をお伝えできていたら
うれしく思います。

ではまた次回。