会社も多いようですが、どんな夏を過ごしていらっしゃるでしょうか。
今日は、「感情」についてです。
後輩や部下とのコミュニケーションについて
よく相談されるのが、
「部下にイライラしてしまって、
なかなかうまく指導ができないんです。」
「怒らないで話を最後まで聴こうと思うんですが、
つい、気がついたらどなってるんです」
等。
コミュニケーション技術を学んだ方が、
実際の現場でそれを使おうとした時にも、
おなじような壁にぶつかるようです。
こういう事で悩んでくれる上司や先輩って
いい上司・先輩だと思います(笑)
そして、「怒らないで冷静に指導しよう、
ちゃんと人に話を聴こうと思ってるんですが、
なかなかうまくいきません。
うまくいく事もありますが、かえってイライラがたまって
爆発してしまう事があります」
だから、
「自分はコミュニケーションが下手なんでしょうか」
「自分は我慢強くないのでしょうか」
「自分は、管理職には向いてないのでしょうか」
というようなお話もよく聞きます。
そうなんです。
「課長になったのに、こんな事もできなくて
いいのかって悩んでいます。」
「部下より●●が下手で落ち込みます。」
というように、自分のやった事や
現在の能力に落ち込む、というお話もよく聴きます。
こちらのケースも
落ち込んでいてはいけない、
もっとポジティブにならなければ、
と、がんばって気持ちを変えようとする事もできますが、
なかなか気持ちが切り替わらず、更に
落ち込んだりする事もあります。
ところで、
怒ったり落ち込んだりって、そんに悪い・ネガティブな
感情なのでしょうか?
感情に、良い・悪いがある、ととらえていると、
悪い・ネガティブな感情は、なんとかしなきゃ、
感じてはいけない、感じる自分はダメ、位な
勢いでより「ネガティブ」になってしまいます。
「気にしない」と自分の感情を
見て見ぬふりをすることもできます。
でも、仮に
感情は、自分に何かを教えてくれるサイン、
ととらえると、全く話は変わってきます。
多くの場合、
自分が「こうでなければならない」
「課長とはこういうものだ」(そうじゃないと課長の資格がない)
「●●とはこうである」(そうでないと・・・)
「この位できていて当たり前」(そうでないと・・・)
と無意識に定義している事に
反するものを見聞きすると、
「怒り」のような感情が出ますし、
自分自身がそれにひっかかると、
「落ち込み」のような感情が出ます。
もし、出てきた感情を「ネガティブだから、
消さなきゃ」と拒否したり、無かった事にしないで、
「これは、何かにひっかかってるサインだな」
ととらえて、
自分にとって当たり前になっている事を見直すチャンス、
ととらえてみたら?
自分の枠組み、柔軟性が更に大きくなるチャンスです!
しかも、根底から変われる可能性があります。
実際に変化が訪れると、次に同じような
シーンに遭遇しても、出てくる感情が変わってきます。
感情が変わると、
更に適切な反応ができるようになります。
「コーチング」には、様々な種類があるのですが、
私たち相棒コーチがやっている
メタコーチングでは、
普段自分では意識していない、
自分にとっては当たり前の
物事のとらえ方、定義、枠組み、ビリーフ、メンタルモデル
といったものも積極的に扱っていきます。
コーチと一緒に、
「ネガティブ」な感情をきっかけ・道具にして
自分を更に大きくしていく作業は、
とてもエキサイティングで楽しいものです!
更に具体的な例などは、また次回以降に。
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