夏バテぎみな方もいらっしゃるようですが、大丈夫でしようか。
先月のサッカーワールドカップを見すぎて(笑)
寝不足になっていた方、リアルタイムで見て、
時差ぼけ?になっていた方、回復されたでしょうか。
ワールドカップ終了後、
いろいろなメディアで全体を総括する特集がありました。
日本代表についてはもちろんですが、
優勝や準優勝した国について考察する番組を見ていて、
ある事に気が付きました。
今回、おそらく一番話題になったのは、
準決勝ドイツvsブラジルの 7対1というスコアでしょう。
これは、サッカーに詳しい明石家さんまさんが
「野球なら20対0くらいのスコア」とおっしゃって
いたように、
優勝経験のある大国どうしの、それも、
ワールドカップ準決勝では、まずありえないスコアです。
サッカーに興味ない方でも、ニュースなどで
目にされたのではないでしょうか。
開催国でもあるブラジルの、数万人の自国サポーターの前での
大敗は、「ミネイロンの惨劇」とも呼ばれ、大勢の大人が泣いていました。
あまり映りませんでしたが、ドイツサポーターは大喜びでした。
この試合を、
ブラジルマスコミなら「惨劇」と報道するのが
当然ですが、ドイツから見ると「大勝」ですね。
日本は、ブラジルとの関係も深いですが、
ドイツにも「日本サッカーの父」と呼ばれる方がいらっしゃいます。
どちらの国ともかかわりが深いので、
どちら側からも見る事ができるはずなのに、
ほとんどのメディアが
「大敗の原因」「なぜ、ブラジルは大敗したのか」
と、主語をブラジル側にして、負けた原因を論じていました。
私たち日本人は、第三者ですから、
勝った側、負けた側、どちらの立場に立つ事もできます。
なのになぜ、負けた原因ばかり分析して、
勝った原因は分析する事が少ないのでしょうか。
これは、サッカーに限らず、様々な事にもいえます。
普段から、
失敗した原因、成功した原因、
どちらを分析するくせがあるでしょうか。
何かが起きた時、
うまくいかなった部分をとりあげて、その原因を考えて、
対処していったり、
どうしたら、問題が避けられるかという方向で考える事を
「問題志向」
うまくいった部分をとりあげ、うまくいった要因を分析したり、
どうしたらうまくいくか、を考える事を「解決志向」と
呼びます。
サッカーに関する限り、
ほとんどの番組が、うまくいかなかった原因を考えるもので、
うまくいった(大国相手に大勝した)原因を
考える番組は、あまり見当たりませんでした。
どちらの方向が良い/悪い、という事もありませんが、
いつも、同じ方向でばかり考えていると、行きづまるかもしれません。
コーチと一緒なら、解決志向で考える事が多いのか、
問題志向が多いのか、という自分のクセに気づいて、
バランス良く、反対側の方向からアプローチして
いく事が容易です。
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