大変な時期ですね。
春になり、花が咲いているのを見たりすると、
なんだかわくわくして、新しい事が始めたくなるかもしれません。
でも、いざ、始めようとすると、どうしたら良いのかわからなかったりして、
なかなか、腰が重くなって、そのうち、始められない事で、
気持ちも重くなったりする経験をお持ちの方もいるかもしれません。
「摩擦係数」という言葉があります。
止まっている物を押して、動かす時には、床との摩擦があるので、
動き出す、まさにその時が、一番大きな力が必要なのです。
摩擦係数が大きいほど、動き出すときに必要な力は大きくなります。
人間も同じです。スタートする時には、エネルギーが必要です。
でも、いろいろひっかかって、なかなか、初めの一歩が踏み出せない時があります。
実は、自分で、摩擦係数を大きくしてしまっているのです。
理由はいろいろあるのですが、
まずは、何かを始めたいとは思うんだけど、一方で、なんとなーーく
・・・ちょっと・・・億劫・・・のような状態のとき、
その、ご自分がやろうとしている事は、
どんなふうに見えていますか?
どのくらいの大きさに見えているでしょうか?
そのなんとなーーく・・・という事を考えた時の、体の感じは
どうでしょうか。
私たちは、
何かを始めようとする時に、それが、あまり良く知らない分野であれば、
知らず知らずのうちに、
ハードルを高くしてしまっているようです。
例えば、極身近な事でいうと、ケーキつくり。
本やテレビを見ると、プロがやっているいろいろな手順が出てきて、
道具や材料も、そのへんのスーパーで変えないようなものが
いろいろ出てきたりします。
技術も、とても、すぐには、できなさそうで・・・。
学校に行く・・・?まではさすがに・・・。
ネットで見てもいろんなやり方書いてあって、どれがどうだかわかりません。
ところが実際に、しょっちゅう、家でおやつにケーキを焼いている
人に聞くと「あるもの混ぜて焼けばいいのよ。
分量だけはちゃんと測ってね」と。
どうも、思っていたより簡単な手順、省いてもいい手順とそうでない手順があるようです。
なんとなーく億劫、という時、自分がどのくらいハードルを上げているのか、
というのは無意識ですので、なかなか、自覚することは難しいです。
また、「自分にとって新しい事」=「良く知らない事」
ですから、
無意識のうちに、
そのことが「大きな塊」のように感じて、
どう手をつけていいのか、わからない時もあります。
この塊を、小さくしていくことで、手をつけやすくすることができます。
コーチと一緒なら、摩擦係数を小さくして、
簡単に、新しいスタートを切る事ができます。
新しく始めた事を続けるコツ、に関しては、また次回。
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