お仕事などについてのお話をうかがっていると、
「何かをやったけれども失敗だった」
「問題が、なかなか解決しない」
等という言葉も良く聞きます。
ところで、いきなりですが(笑)
「失敗」か「成功」かは
誰が決めているのでしょうか?
誰?というのがピンとこない方は、どんな基準で判断しているのでしょうか?
例えば、科学実験等のように、
リトマス試験紙が赤になったら成功、それ以外は失敗、というように、
基準がとてもはっきりしている場合もあります。
人間や組織が決めている場合、多くは、そこまではっきりした
基準は無いようです。
私たち相棒コーチが実施している「メタコーチング」は、
NLP(神経言語プログラム)をベースにしています。
このNLPの前提の一つに
「失敗は無い。あるのはフィードバックのみ」
というものがあります。
「問題」もそうです。
「問題」か「問題じゃない」かは、
誰が、どんな基準で決めていますか?
今の状態が「問題」としたら、「問題のない状態」って、どんな状態ですか?
もし、「あるべき姿になっていない」事を「問題」ととらえるならば、
その「あるべき姿」は誰が決めているのでしょうか?
また、「べき」という言葉を、何気なく使っていますが、
たいていは、その「あるべき姿」って、法律などで決まっているわけでも
ないようです(笑)
「これこれが失敗だ」という代わりに、
「こういう事をしたら、こんな結果が出た」
「○○が問題だ」という代わりに、
「いつ、どこで、どんな現象があった」「今、こんな症状が出ている」
と、とらえてみてはどうでしょうか?
単なる前向き思考ではありません。
コーチングでは、私たちが普段、無意識にやっている、
誰か・何かの「判断」「意味づけ」を、解体し、
ニュートラルで客観的な事実だけを抜き出す、という作業も行います。
そのことで、精神的なしばりが抜けたり、違う視点が出てきて、
いろいろと、具体的・効果的なアイディアが出てきたりします。
◇相棒コーチング
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