毎年、初々しい新入社員の方々と研修等で接すると、
こちらも初心にかえって、身が引き締まる思いです。
新しい環境で、新しい事を始める・・・
わくわくする一方、不安もあるかと思います。
自分は、新しい環境で、新しい仕事をできるんだろうか?と。
環境は新しくても、今までやってきたことと同じ質、内容の仕事を
求められての移動等であれば、場所が変わっても、やる事は
基本的に同じです。
環境の違いによる、とまどいもあるでしょうが、そこは、
多くの方が、慣れれば適応できるようです。
仕事自体が、新しい場合。特に新入社員などの場合はまた別です。
ところで、皆さんは、やった事がない事は、できますか?できませんか?
出来る事もあれば、できない事もあると思います。
初めてやる事ができないのは、当り前の事でしょうか?
それとも自分の”能力”がないからでしょうか?
どんなに優秀な方でも、知らない事は、知らないわけですし(笑)、
やった事がない事は、知らないし経験もないので、できなくても不思議はありません。
新入社員の場合、これからやる事の多くは、やった事のないこと、すなわち
最初は全くできない事、かもしれません。
しんどくなってしまう新入社員の方の多くが、この、「やった事がないから初めて
やってもできない事」に遭遇した時に「自分がダメだからできないんだ」と
とらえてしまうようです。それが高じて「自分には社会人の資格がないんじゃ・・・」と
自己否定してしまうケースもあります。
ある事をやった事がある、ない/はその人の「行動」の歴史です。
その人そのものが本来持っている「能力」「自力」みたいなものとは別物です。
それに、「仕事」で必要になるのは、その「仕事」が納期までに
完遂されることです。
やった人の「能力」の高低は関係ありません。
「仕事」の完遂に意識が行っている時、自分の能力の高い低いなんて
全く気にならないので、仕事に集中できます。
でも、「自分」の「能力」がどう人に見られるのか、等が気になってしまうと、
なかなか、つらくなってしまったりするようです。
コーチングによって、今、自分の意識がどこに向いているのか、
これができる、できない、は「能力」の問題なのか、どうなのか、
といった切り分けをしていくことで、どんどん気持ちが楽になり、
仕事の効率が上がっていく方もいらっしゃいます。
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