私達は、思いがけない出来事に“驚き”ます。
そしてこの“驚き”について
私達はある種の“怖れ”を持ちます。
これは仮説なのですが、
驚いているときには、我を忘れています。
自分を全く自由にできない“反応”が
“驚き”だったりします。
その瞬間、ほんの一瞬であれ、私達は
“驚いている”瞬間に気付けません
…あとから「あぁ〜びっくりした」と
驚い“た”ことに気付きづきますから。
これは、生き物としては、危険この上ないこと。
そこで、私達はどうするかというと
“予測する”わけです。
その予測が正しかろうが、そうでなかろうが
“予測をすること”そのものが
“驚き”という危機を回避することのできる
処方箋ですから、“驚く”気遣いは減ります。
何も出来ない“危険”は怖れずにすみます。
ところが、“予測”も仕方を間違えると
あたかももうすでに
“最悪の状況に居る”ように錯覚して、
自分を過小評価しする。
自分を過小評価して、
望んだゴールが手には入らないと思ったり
自分自身を諦めたり
なんてことが起こりうるのです。
でも、生き物としての自分は
“驚”かなくてすむので、
とにかく“予測”したがるんです。
だとしたら、コーチと“わざわざ”
ゴールを創るのは、価値があります。
一人だったら、万が一
“そのやり方で”しなくて良い予測を
回避できたり、修正出来たり
あるいは、前もって対策をセットにしたり
も出来るからです。
仮にどんなに、厳しい道のりが予測されても
その厳しさの程度と、一応の対策が
出来ていれば、“驚く”気遣いは減ります。
ましてや、対策の上で
ゴールにたどり着く現実感(リアリティ)が
感じられたら、まさに鬼に金棒。
私達の心の世界は、
「なんだかかんだ、大変だったけど、出来たよね」
となっています。
そして、実際に取り組み始めて起こる
困難があっても、それはあたかも
思い出話の中の事に対するかのように
心の準備が出来て、対応が出来ます。
言ってみれば、恐るるに足らずって感じでしょうか。
未知のことは、私達の動物としての本能が
状況を過剰に悪く捕らえ、自分を過小に評価する
ように出来ていますから
あらかじめ、ゴールを描いて
起こりうる問題課題山積みに見つけたとしても
それへの対策を“準備”して
“未知”を減らしておけば、
意外に「あの苦労があったから今がある」
という、ハッピーエンドが
自動的にやってくる。
…大ざっぱな言い方をすれば
これがコーチを使って
物事上手く行かせるための
構造。
どうぞ、コーチを賢く使って
一度取り組んだ課題として
現実をあなたの望む様に創っていく
プロセスをお楽しみ下さい。
…デス。
では、また来週。
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