ネットで話していた友達に
道を尋ねられたとします
「渋谷ってどう行ったらいいの?」
と・・・あなたならどう教えますか。
困りません?
道を聞かれたのがどこか
−“今どこにいるのか”が
わからないのですから。
今どこにいるのかがわからなければ
道順を教えようがありません。
道順がわからなければ
“ゴール”に向かいようがないのです。
今度はJRの新宿駅東口で
道を尋ねられたとします
「このあたりで良いところって
どう行けばいいですか?」
と・・・あなたならどう教えますか
それが相手の望む“良いところ”が
特定できなければ、
道順を教えようがありません。
もっとも、わからなければ
“訊けばいい”ですから
きっと、最初の例では
「ところで、今どこにいるの?」
と現在地を確認するでしょうし、
次の例では
「どんなジャンルのところが
良いですか?」
と相手の“希望”の場所の情報を探っていくでしょう。
そうでないと、道順を教える
道案内をすることは出来ませんから。
当たり前のことですが、
今いる場所とたどり着く場所が
わからなければ、
どういう道を行くのか
あるいは、歩くのか電車かバスか
・・・どうやって行くかも決まりません。
北海道に居る人に、
“歩いていく道筋”を教えるのも
ほとんどの場合は
見当違いですから。
・・・ちょっと強引な例え話に
お付き合いありがとうございました。
コーチがクライアントの
問題を解決する、目標を達成する
スタートはここなんです。
今、どのような状況なのか
そして、
どんなことを達成したいのか
問題解決であれば、
現状と問題を解決した姿
目標達成であれば
現状と目標を達成した姿
さらには、
それらが手に入ると
どんな気持ちがするか
・・・考えてみて下さい
渋谷に行きたい人は、渋谷に行って
楽しむとか、驚くとか
体験したいことがあるはずですし、
新宿で良いところに行きたい人は、
そこで、味覚を満足させたいか
知的好奇心を満足させたいか
というように、これもまた
体験したいことがあるはずですよね
コーチは、あなたの
今気づいている、現状、到達地点を
明確にする事に加えて
・・・そもそも、それが手に入ったときに
どんな体験をしたいかを
一緒に探求します。
この手に入った先が、
コーチングのプロセスを
進めるエネルギーになるのですから。
続きは、また来週。
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