前回、勉強やスポーツなど、何かを習得・達成するために
継続的な努力が必要な事に関して、書きました。
「目標が必要」というのは、その前提として、
目標に向かう過程・日々の活動はつらいもの、面白くないもの・・・
という前提があるのでは、という内容をお話ししました。
今回は、その過程・日々の努力を楽しくするコツを
いくつかあげます。
1つは、その日々の活動に、
どんな意味づけがされているか、です。
先週も書きましたが、ロールプレイングゲームって、
実際の活動は、ひたすらボタンを押したり、文字を読んで
記憶したり・・・と、かなり地道な作業です。
遊び・・・という意識でやっているから、楽しくできるのではないでしょうか。
これと逆に、たとえば
娯楽小説でもネットの記事でも教科書でも、
文字を読んでる事に変わりはないわけです。
自分の興味や娯楽のために読んでいるのか、義務でいやいや
読んでいるのか、という意識・意味づけによって
楽しかったりいやだったり、という感情がかわってきます。
○○の練習、勉強、
と思うかかわりに、実際にやっている作業
(反復動作だったり、読んだり、覚えたり・・・)
だけをピックアップして、
違うとらえ方をすると、急に楽しくなる事があります。
また、人は
「意味のない」事をするのが一番苦痛です。
捕虜などの拷問手段として、
穴を掘ってその穴をまた埋めて、というのを繰り返させる
というのがあるそうです。
なので、日々の努力に対して、
遠くの目標以外に、何か意味づけをしてあげる、
というのも効果的です。
例えば、運動であれば「体が鍛えられる」等。
お子さんたちに「勉強しなさい」と言いつつ、
「学校の勉強は社会に出てから役に立たない」という
メッセージが流れてくるのは、
勉強に対するモチベーションをそぐ事になるだろうな、
と感じます。
そして単純に、ゲーム的要素を加える事も、
楽しくするコツです。
たとえば、
タイムトライアルにして、記録更新ねらってみる、など。
方眼紙を用意して、
一ページ分進んだら/練習ワンセットやったら、
一マス塗っていく、などして、
日々やった事の積み重ねが、
目に見えるようにしていく、のも、効果的です。
その人の目標や、活動に合わせて、
日々の努力を楽しめるよう
様々な工夫をしていくのは、
コーチングの中でも、とても楽しい作業です。
◇相棒コーチング
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