前回は、平昌オリンピック日本代表女子選手たちの
メンタルマネジメントについてお話しました。
チームメイトがミスした時にも、
責めるような感情が
表情にも出ていませんでした。
これって、なかなかできる事ではないですよね。
よく、上司の方達から相談されるのが
部下がミスした時に
怒って責めるばかりになってしまい
(自分としては叱っているつもり、指示しているつもりの人も)
相手が萎縮してしまいミスを繰り返したり、
自分も的確な指示の出し方ができず
大変な状態が続いてしまったり…
「怒らないようにしよう」
「責めないようにしよう」と決心しても
ちょっとしか我慢できません。
一体どうしたら?…と。
同じ人間でも、
その時の心身状態によって
相手を責めるばかりになってしまう時と、
的確な対応ができる時があります。
この、心身状態の事を
NLP(神経言語ブログラミング)やニューロセマンティクス(神経意味論)では
「ステート」という呼び方をしています。
私たちの感情には、この、ステートも大きく影響しています。
私が見ていて、カーリング女子日本代表は、
グループレベルで、
とても的確なステートを作っていると思いました。
一つは、笑顔。
人間は、笑いながら怒る事はできません。
無理して笑うのではなく、
最初から笑顔で、笑顔が出やすいステートにしておくのです。
そして、ミスが起きた時、
次の瞬間に、冷静に、次の可能性を考えること。
カーリングは「氷上のチェス」と言われる位、
常に論理的思考を働かせないといけない競技です。
そういった、論理的思考が働いている時も
人を責めたりする感情が出にくくなります。
逆に言うと、
人を責めたり、怒ったりしている時に
論理的に、次の適切な一手を構築する事は難しくなります。
心の状態が平静でなくなれば、体にも影響しますから、
更にミスが出やすくもなります。
そだね~ジャパンは
・笑顔
・常に論理を構築する
+カーリング精神で
非常に的確なステートを
グループで!構築していると感じました。
私たちも日常で、
笑顔、論理を構築する努力をする事で
人がミスをしても
的確な対応ができるステートに近づけます。
まずは、その時々の自分の心と体の状態を意識してみる
だけでも違います。
◇相棒コーチング
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