たとえば“ダイエット中”
どうしても着たい服があるとか
“シュッとして”颯爽と歩きたいとか
あるいは、
健康になりたい
というように、
未来のなりたい自分に向けて
意識が向いているときには、
ダイエットへの
“制約”や“取り組み”は
苦に成るものではありません。
が、
なかなか、それが進まなくなってくると
そう、このブログでもよく取り上げる
「うまくいってる感じがしない状況」
になると、途端に
取り組みは億劫になり、
制約は自分を縛り始める
こんな経験はありませんか?
ここを“忍耐力”とか“気力”で乗り切っちゃう
という方は良いのですが
それが上手く行かない場合もあります。
さらに都合の良くないことには
このとき“未来の自分の姿”を想像しても
なんだか、空々しさや押しつけ感を覚えたり
することがあっても不思議じゃない(笑)
コーチングは、未来のありたい姿へのガイド
になるのですが、途中に、その未来が
ぼやけてしまう…そんなときには
すこし、体勢を立て直したいわけです。
…コーチング自体にも応用力、対応力を
求めたって良い訳です。
今回の中心テーマ「対応力」のポイントは
先週お伝えしたように
「今出来ることを特定して、それを活用する」
ということになります。
上でいうような場合には、
最初コーチングを受けて、
モチベーションが高まる。
あれも出来るし、これも出来る
あれもしたいし、これもしたい
“リソース”と呼ばれるものが
沢山見つかって、元気が出ます。
そして、見事にゴールに辿り着く
そんなイメージもありありと感じます。
ただし、ここで忘れてはいけないことが
あるとすれば、
あれも出来るし、これも出来る
あれもしたいし、これもしたい
“リソース”のうち、実際にやっていないことは、
“想像”の事だということ。
そして、あるとき、その“リソース”に
疑いを持ったときに
物事は進みにくくなります。
「いいね、いいね」
「できる、できる」
とテンションで熱量注入で
乗り切れる場合もありますが、
それでも進まないとき、そのとりくみ
(今回のテーマでいえば“ダイエット”)の
核心
を確認する必要がありそうです。
ここで言う核心というのは
「そもそも」
っていう質問で始まるのかもしれません。
…そもそも、どうして“ダイエット”を
成功させたかったんだっけ?
そもそも、始めたころには疑いのなかったことに
確信を持てなくなったのはどんな部分だろう
そもそも、“ダイエット”したい?
ちょっと意地悪に聞こえるかもしれませんが、
これは本来、本人が自分に対して自問自答していたから
“ダイエット”が進みにくくなったとも言えそうです。
ここは、相手の中に
成功したいという思いがあることを信じつつ
少し意地悪するわけです。
すると、相手の中に対応力が芽生えます。
場合によってはコーチを説得し始めたり
言い訳を始めたり。
…で、
したい/したくない のバランスが整ったあたりで
…今、成功のために出来そうなことなんだろ?
と、今できることを
どんな小さなことでも、一歩でも半歩でも進むことでも
出してもらいましょう。
物理的に動けば、
視野や現実世界との関係性は
変わります。
どんなに小さな変化でも。
そうすれば、新しい視野、新しい影響を受けて
“滞り”への対応が出来始めるのです。
コーチは、
ときに具体的な対応策や、知識をお伝えすることも
ありますが、
本来的には、相手の持っている意志・意図と実行力を
引き出すことが役割です。
“そうしたくない”という思いがその人にあるうちは
ただ、その人が準備できるまで、
寄り添って、待つというのもコーチの仕事になる。
そう思ってます。
クライアントさんのよき同士、ペースメーカであれ
デスね。
では。
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