突然ですが、
宿題や、お風呂掃除、ゴミ出し、
旅行の予約、などの用事から、
仕事上の事、ダイエット、などのちょっと大きな事まで、
「何でやらなかったの?」
って質問されたこと、ありませんか?
それに対する答は、
時間がなかったから、
やり方がわからなかったから、
後でいいと思ったから、
別に、今やらなくてもいいでしょ
忘れてたから、
やりたくなかったから、
等等、様々な「言い訳」が出てきます。(笑)
何でやらなかったの?
という
質問の中に、
本当は、とっくにやっておくべきだったのに!
やっておいてくれると思ってたのに!
という責める気持ちが
入っていると、
答える方は、
やらなかった理由を考えるよりは、
反発する気持ちの方が勝ってしまって、
言い訳を言うようになるでしょう。
質問する人の気持ちは、
質問する言葉、
声、
表情などで伝わります。
質問する人と、答える人の日ごろの人間関係でも
伝わり方は変わります。
質問する側が、純粋に
理由を聞きたい場合でも、
質問される側が、責められている、
と感じる場合もありますし、
質問する人が、自分の中にある責める気持ちに
気づいてない場合もあります。
どちらにしても、
「何でしなかったの?」
「どうしてしなかったの?」
という質問の仕方は、
質問者の気持ちがどうであれ、
責めるニュアンスの方が強く伝わる事が多いのです。
コーチングの中では、あまり使わない質問です。
日常の会話では、
何でやらなかったの?
と聞く人は、それを誰かがやらなかった事で、
困る人でしょう。
その場合、責める気持ちが出てきても当然です。
が、コーチは、クライアントが、
何かをしなくても、直接困る事がない立場です。
だからこそ、純粋に、その理由を知りたい、
という気持ちで聞く事ができます。
そこで出てきた理由が
忘れていた、
覚えていたけれどもやりたくなかった、
というものであれば、
言い訳ではありません。
それは本当の理由です。
もし、答える人が、
次からは忘れたくない、
と思えば、そこから、
どうしたら、忘れていても思い出す仕組みを作り出せるか、
というような建設的な話ができます。
やりたくない、のであれば、
そこから更に、本当にやりたい事や、
やりたくなるようなやり方、
を探っていく事も出来ます。
質問する人の気持ちと、
質問の仕方で、出てくる答は変わるのです。
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