こんにちは。
自分のものの見方のクセシリーズ、時間の認識編その2、です。
ここでいう「ものの見方」というのは、
普段あまり自分が意識していない、
五感レベルでの物事のとらえ方です。
時間に関していうと、
自分が時間の流れの中にいるのか(インタイム)、
時間の流れを外から見ているようなとらえ方をしているか(スルータイム)
スルータイムの人は、お仕事の世界では、
時間の把握がしやすいので
自分一人で計画して進めていくような仕事の
スケジュールなどではそんなに苦労はないと思います。
ただし、上司や部下が、今を生きるインタイムの場合は大変です。
上司は、仕事の納期を「いつまで」と言わずに頼んだり、
「できるだけ早く」などという言い方ばかりするかもしれませんし、
インタイムの部下にスケジュールを出させても、
これは長すぎる/短すぎる
というものを出してくるかもしれません。
以前、このような事でストレスを感じていらっしゃった方が、
この時間認識の事を知り、
ご自分にとっては、自然にできる時間の量の把握が、
なかなかできない人もいるんだ!!という事を
知った事で、
「何でこうなんだ?!!!」というストレスが
大幅に減ったそうです。
(なぜ日めくりカレンダーなんかあるのか全く
理解できなかったのが、理解できた、とも)
そのうえで、時間の把握ができるご自分の強みを
チームの中で活かしていくようになった、とのこと。
また、手帳を時間の長さと記入スペースの幅が比例するような
(先週の後者)タイプに変えたところ、
自分の時間の認識とあっているので、更に仕事がやりやすくなった
というケースもあります。
ある、今を生きるインタイムの管理職の方は、
この事を知った事で、”素直でない”と思っていた部下に対する
認識が全く変わったそうです。
これは、
今すぐやってほしい事を頼んだ時や、
「できるだけ早く」と言って仕事を頼んだ時、
「はいっ」と”素直に”すぐ取り掛かる部下Aさんに対し、
部下Bさんはいつも
「何時までですか?」「いつまでですか?」と聞いて
くるので”素直ではない”と思っていたそうです。
それが、単に時間認識の違いからくるものだ、
とわかったことで、Bさんに対する見方が変わったそうです。
ちなみに納期意識が高い/低い という話とはまた別です。
インタイムでもスルータイムでも納期意識が高い人も
低い人もいます。
この上司の方も納期意識が高いからこそ「今すぐ」
「できるだけ早く」と言うのですし、
部下Aさんも納期意識が高いからこそ、すぐにとりかかるのです。
すぐに初めてできるだけ早く終わらせて、
納期に間に合わせたい、これが
納期意識の高いインタイムの人の時間感覚です。
始まりと終わりの時間を作業前に把握しておきたい
スルータイムの人から見ると
「いつまでに?」と聞いてこない人こそ
納期意識が低く見えてしまうかもしれませんね。
このくらい、普段意識していない
ものの見方のクセ(メタプログラム)によって
私たちは他人の事を誤解してしまうのです。
自分のクセに気づく事は、
自分への理解が深まる事であるとともに、
他人への理解も深まる事でもあります。
理解が深まればコミュニケーションもうまく行き始めます。
また、自分や人の強み・弱みもはっきり認識することができます。
弱みは物や仕組み、人に補強してもらい
強みを活かすやり方を構築していけばいいのです。
これを探っていく作業は、コーチングの中でもとても
楽しいものです。
このシリーズ、まだ続きます(笑)
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