人に、○○の“経験”ある?
と訊かれたとき、
…ちょっと遊びで試しただけなんだけど
とか、自分なりに納得のいく
レベルに達していないと
“経験”したなどとは言いにくい
そんな奥ゆかしさをお持ちの方も
いらっしゃるかもしれません。
もし純粋に“経験”があるか/ないかと言えば
遊びだろうが何だろうが
ひょんなことからのちょっとした体験だろうが
経験“有”なのです。
人生において私達は
生きている時間全てが
“経験”なのです が
私達が持っている“経験”は、
想像以上に目的別、機能別に
分類されていなかったりするんです。
例えば、知り合いの方で
「私人前で話すのが苦手なんです」
と言っている人がいるんですが
一対一で話すと、とても
分かりやすく、聞きやすい話をされる。
どうも、話すのが苦手なのではなくて
「大勢の前で」と言うことに
緊張や違和感を覚える
ということらしかったのです。
一人一人に丁寧に伝えることができる
という経験(力)を
そのまま活かそうとするとき、
あまりに“一対一”のイメージが
強くなって(固定されて)いると
大勢に話すというのは、
その状況とは違う…と考える
ある意味、自然な連想です。
しかし、こう考えてみては?
10人、20人、仮に50人でも
その一人一人に、伝わるような
話をするために、これまでの
「一人一人に丁寧に伝える」
力はどのように活かせるのか
と。
もちろん、工夫が必要かもしれませんが
これまでの経験を組み合わせたり
発想の転換をすることで
新しい才能…というよりも
これまでは分類してなくって
「必要なときに引き出せなかった才能」
を活かし始める事が出来るのです。
わたしたちの人生で手に入れた
いかなる経験も、私達の血肉になっています。
…だから、それを引っ張り出して
使いやすく調整する
これがコーチングです。
だから、クライアントの実現したいこと
をクライアント自身から引き出すと同時に
クライアントが既に持っている力を
引き出すのがコーチの仕事
になるわけです。
“私”の求めるモノを
“私”が持ち得てる力を活用して
手に入れるプロセス
をサポートする。
それが…賢い…というか
コーチの使い方の本質
です。
ではまた来週。
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