子供の頃、箸を上手に持つために
さんざん練習し(させられ(苦笑))ました。
おかげさまで、お箸の持ち方で
だれかに、つっこみを入れられたことは
ありません。
そう、僕の中には勝手に
「お箸は上手に持たなければならない
…だって格好良くないじゃん」
という、“基準”があります。
・・・あれっ?
ふと思うわけです。
「格好良くない」ってなんかまずいんだろうか?
と、そうすると、
「お箸が上手に持てなくてもいい」よねぇ
となるわけで・・・。
でも、「お箸はできる限り上手に持ちたい」
なんて思うわけです。
すると「格好良い/悪い」、
「上手に持つ/持たない」は
自分に対して課していた基準。
他の人に特別押しつける気はない
って事が分かりました。
普段、そんな事をいちいち考えて
食事してません。
さらに、自分のレベルは
いわゆる“お作法”に則ったレベルの
箸の使い方ではないことも知っています。
でも、自分の中に対する、
自分が守りたい(守るべき)基準が
「箸を上手に持つ」
だったということです。
自分の“こうありたい”に気づく部分って
何かしらありませんか?
“自分的には譲れない”って部分。
それは別に、
どこかの認証機関の基準でもないし
師匠の“免許皆伝”でもない。
ただただ、自分にとって
「これって“自分”らしいよね」
の感覚でしかない。
・・・この“心地よさ”、“らしさ”が
実は、心の深いところで自分を
(突き)動かしている基準だったりします。
ただし、僕の“お箸の使い方”は
食事の時に関わる基準。
自分の心地よさは、もっと深いところにあるので
自分の中で誤訳…間違った形での実現に
取り組んでいることも少なくないんです。
…言葉にすると「美学」格好良すぎるかもしれませんが
私たち一人一人には、「“美学”の感覚」があります。
その基準は、ただただ
「心地よい」「(自分)らしい」
です。
僕の“美学”の入り口の一つは、“箸を持つ”ですが、
それをきっかけに、自分の日常を
「心地よい」「(自分)らしい」
の基準に近づける挑戦が
コーチングを探求したり、コーチングでサポートしたり
だと考えています。
人生はだれもが「自分の“美学”」…「心地よく」「らしく」
生きるようにできています。
私自身の、あなたの“美学”が
実際の世界で…現実、日常で
実現する。
その一歩目として、
自分と向き合うためにコーチを活用してみませんか?
また来週。
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