私達は常に呼吸をしています。
体中を血液やリンパ液が流れ、
神経が伝達物質と電気信号で情報を流している。
私達の存在そのものも、
一瞬たりとも同じ状態がありません。
“今”の自分も、
一秒前の自分から、一秒後の自分の
過程にあると言えますね。
ですから「プロセス」と言っても
大上段に構える必要はありません。
生きていることそのものがプロセスですから。
ただし、言葉として
「プロセス」と表現したとき、
そこには「(再現するための)手順」の
ニュアンスが加わります。
ですから、私達は何か行動するとき、
上手く行くプロセスもあれば、
上手く行かないプロセスがあることを
知っています。
(お気づきの通り「プロセス」が
ある/ないと言っている時点で、
この「プロセス」はプロセスではありません(笑))
そこで、コーチはあなたが
“結果を変えたい”と考えている
一連のプロセスを再検討する
お手伝いが出来ます。
例えば、
「facebookで、リア充な人の投稿を見て
いつも落ち込む。」
という悩みがあったとします。
ここで「いつも」のような言葉がでるとき
そこには「(再現するための)手順」であるプロセスが
存在します。
そのプロセスが、あなたにとって
有用ではない、むしろ迷惑だとしたら
その再設計、新しいプロセスを作るプロセスに
入るわけです。
コーチは、ここでどういう風にアプローチするか。
その一つが、問題ではなく、新しい選択肢を
見つけるやり方です。
簡単に、一つ一つのステップを確認していきます。
1.facebookを見る
…時間を使ってしまうこと以外問題は無さそうです
2.リア充の人の投稿を見る
…このことそのものは問題無さそうですが
3.反応(落ち込む)する
…この反応に困っているようです。
facebook見る→リア充の投稿見る→落ち込む
大まかに言って上のステップが困り事のプロセスです。
ここで、いくつかの選択肢が見えてきます。
1.facebookを見ない…そのあとのプロセスは動きません
2.リア充の投稿を見ない…反応(落ち込む)に繋がらない
3.反応(落ち込むこと)が意味していることを理解する
…知り合いであれば、喜んであげれば良いし、
知らない人であれば、気にする必要が無いはずなのに
落ち込むのには何かわけがあるはず…
単純化していますが、今までのプロセスの途中に
新しい選択肢(≒可能性)を加えて、
これまでであれば、困った反応、結果に行き着くしかなかった
プロセスを再設計することが出来ます。
ここまで、お伝えしたのは、
(単純化していますが)問題を問題ではなくする
プロセスの再設計の一例です。
では、来週は、
新しい今よりも良い、あるいは、
初めてやることであっても
今知りうる最高のプロセスを検討するやり方を
一緒に探求しましょう。
ではまた来週。
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