前回、
感情 = 予測 - 現実
で、この「予測」の部分は、無意識である事をお話しました。
この仕組みの影響は、様々なところに出てきます。
例えば、英会話などの習い事など。
楽しくできる人、なかなか続かない人の違いはなんでしょうか?
楽しい・・・というのは、もちろん感情です。
上の式に当てはまると、予想より結果が良かったとき、ですよね。
予想外にすらすらできる人は、それは楽しくできるでしょう。
しかし中には、平均以上にできているにもかかわらず、
とても苦痛を感じている、という方もいらっしゃいます。
また、英語に限らず、これは初心者だからできなくて当然だろう、
という事を、「できない・・・」とがっかりして、
すぐに辞めてしまう方もいらっしゃいます。
なかなかできなくても、楽しみながら、根気よく続けて、
だんだん上達していく方もいらっしゃいます。
そうです。実際にどのくらいできるかどうか、という「現実」と、
その人の感情には、あまり関係がありません。
あくまで、予測との差です。
では、この予測・予想・期待(expectationsの訳です)は、誰が決めているんでしょう?
どこから来るのでしょうか?
普段意識していますか?
そうです。この部分は、社会や周囲の環境の影響が大きいですが、
どこにあるかというと、自分の中にあり、しかも、普段は意識していません。
「○○くらいはできて当然」「このくらいできないと恥ずかしい」
等が強いと、練習一回一回の結果が、そこに達しないと、
一回一回が苦痛です。
練習を続けて上達している方にお話をうかがうと、
この、「このくらいは当たり前」というレベルがちょうどよい塩梅になっています。
「練習だから当然失敗もするし、最初からできなくて当たり前と思っているから、
続けられるんですよ。」という方もいらっしゃいました。
コーチングによって、この、自分の無意識の予測を意識化することで、
今迄、すぐに辞めていたことが、続けられるようになる方もいらっしゃいます。
◇相棒コーチング
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