突然ですが、自転車に乗れるようになった時の事を覚えていますか?
うちの近所には、子供さん用に、ボランティアで自転車の乗り方を教えているところがあります。
乗れるようになるプロセスを見ていると、
ずーっと乗れなかったのが、一度乗れるようになると、
二度と乗る時に失敗はしません。
私もそうでした。何度も転んだりしても、一度乗れるようになると、
次からは、必ず乗れます。
何年乗っていなくても、すぐにまた乗れます。
物事が全て、自転車みたいならよいのですが、
他の事に関しては、どうでしょう?
車の運転や楽器やスポーツ、外国語、など、
何年もやっていなかったら、前ほどはできないことも、たくさんありますよね。
私は自動車の免許は持っていますが、何年も運転していないので、
もし、次に運転するとしたら、練習してからでないと危険です。
外国語も、何年もしゃべっていないと、なかなか出てこないです。
中断する前に、どのくらい習慣化していたか、によっても、中断後の状態は違います。
また、
一度はできたけれども、次にはできない・・という事もあります。
例えば、人とのコミュニケーション。
昨日は、周囲の人たちと、うまくいろんなコミュニケーションがとれたけれども、
今日は、なんだかうまくいかない・・・というような事もあるでしょう。
自転車のように、一度できたら、ずーーーっといつまでもできる、
という事の方が少ないのです。
ご自身の習得・変化を、
「自転車に乗れる」「乗れない」のように(笑)、
「できている」「できていない」
「うまくいっている」「うまくいっていない」
「調子が上がってる」「下がってる」
「Aという状態になっている」「なっていない」
というふうに、二つに一つ、と思ってしまうと、なかなか大変な事になります。
一回一回の状態・できの良し悪しだけで
判断していまい、
「前はできたのに、今日はできない。
どうして? もう二度とできなくなったらどうしよう?」
等とあせってしまうかもしれません。
やっぱりできないんだ・・・、自分は変われないんだ、と
あきらめてしまうかもしれません。
たいていの変化・成長には、波があり、
できたと思ったら、次はできなかったり、
上がって、下がって、また上がって・・・徐々に上がっていく・・・の繰り返しです。
だからこそ、継続的に、変化に対してコミットメントして、
進んでは少し戻り、上がっては少し下がり、
というらせん状の変化のプロセスを、意識する必要があります。
コーチと一緒なら、この、変化のプロセスを客観的に見て、
今は、この段階、と簡単に意識することができます。
ご自分では、また前と同じ失敗をしてしまった・・・と、
元に戻ったように感じていても、
コーチングの中で、これまでのプロセスを客観的に見ていくと、
前起きた事と今回の事では、似たように見えても、
レベルが違っていたりします。
ちゃんと、らせん状に、上昇しているのです。
コーチは、プロセスの専門家です。
伴走者、相棒としてのコーチが一緒なら、
どんな時も、変化のプロセスを楽しみながら進むことができます。
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