前回、新しい事を始めるコツについてお話しました。
今日は、その、始めた事を続けるコツについてお話します。
始めたけれども続かない、という方には、いくつかパターンがあります。
毎日やろう、と始めたのに、一日、二日、休んでしまった。
自分は、何をやっても続かないんだな・・・とそれ以来手を付けてない。
続けているのに、全然上達しない。このやり方では
だめなんじゃないか、と違うやり方を探し出す。
もしくは、自分は才能ないんだ、とやめてしまう。
毎日残業で遅く帰ってくる人が、睡眠時間を極端に削って早朝から
やる計画を立てている・・・以前お話しした「エコロジー」に反している
というケースもあります。
また、なんとなく、広告や、人がやっているのを見て、
自分もやらなければいけないような気がして、
始めたけれども、実は、つきつめてみると、
そんなに好きでもないし、何の為に・・・という目的があいまいな
場合もあります。・・・ゴールとモチベーションの問題ですね。
ところが、目的もゴールも明確だし、
今の自分の生活を見直して、無理なく続けられる
時間帯ややり方など見つけているにもかかわらず、
続けられない場合があります。
最初の二つのケースです。
まじめな方程、たとえば「毎日」という事にこだわって、
一日二日休んだら、自分はダメだ、と自分を責めてしまうようです。
逆に、毎日少しずつやる事を長く続けられる方は、
一日二日、休む事はあまり、気にせず続けているようです。
「三日坊主も百回続けたら300日」とおっしゃった方もいます(笑)
また、特に英会話や語学、体を鍛える事、などは、
努力と成果がきれいに右肩上がりにはなりません。
やってもずーっと効果を感じない時期がすぎて、ある時、突然、
上達している事に気づきます。
量が質に転換するのは、一瞬ですし、それがいつになるかはわからないのです。
これを感覚的にわかっている方は、その、効果を感じない期間も
気にせず続けられるのですが、一回一回の効果を求めてしまう
方は、なかなか、耐えられない様です。
前回、何かを始めるコツ、でお伝えした、ハードルの高さ、もあります。
どのくらい訓練したら、どのくらい上達するか、は実際に上達した後でしか
絶対にわかりません!
なのに、無意識にこの位できてるはず・・・というハードルが
できているので、そこまで自分が達していないとつらくなってしまうのです。
以前、NHKのラジオドイツ語講座を聞き始めた時、
木曜日の番組スタート時に
「今日は木曜日、木曜日という事は、四日目です。
今日まで聞いた皆さんは、もう、三日坊主ではありません。
おめでとうございます!」と盛大にパーソナリティが
言ってくれました。ものすごく感動して、その番組は半年聞き続けられました。
上手に程よいハードルを設定し、
ちょっとした事で、自分をほめてお祝いできると、続けることができます。
コーチと一緒なら、程よいハードル設定のお手伝い、
ペースメーカー、一つ一つのプロセスを一緒に喜んでお祝いしてくれる
チアリーダー が常にいるようなものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿