こんにちは、ひじま、まさきです。
今から、1300年ほど昔の中国
歴史の教科書で「遣唐使」が
送られた時代と言えば
ピン!と来る方もいらっしゃるかもしれません。
時代は「唐」王朝、
その国を世界王国にした
太宗(二代皇帝)という皇帝が
いました。
彼は、軍事的な才能、政治的な才能に優れ
父である太祖と共に唐王朝を
打ち立てました。
そして兄弟間の競争を勝ち抜き
二代皇帝となって、創業間もない王朝を
世界王朝にまで成長させた人です。
そんな、優秀な人ですが、
その部下に魏徴と言う人がいました
元々は敵の武将でしたが
その素質を変われ部下となったのです。
魏徴は君主である太宗の意見であっても
それに媚びることなく
目の前に起こっている事実を本に
正論を堂々と述べる人でした。
あるとき、太宗は、魏徴に
「おまえは、言いたいことを
ずけずけ言う奴だなぁ」と
苦笑いしながら言いました。
すると、魏徴は、
「はぁ、まぁ、そうでしょうかねぇ。
言いたくないことは
申し上げないとは思いますが」
さすがの太宗も笑うしかなかったそうです。
しかし、そんな自分と異なったモノの見方を
できる魏徴を太宗は、自分の迷いを
映す鏡として重用しました。
太宗はその晩年、かねてからの課題であった
領土拡大をしようと、内心無理かもしれないと
思っていた進軍をしました。
その時には、自分の鏡の役割をしてくれていた
魏徴は既にこの世になく、結果、太宗は
独断で進軍し、退廃をしてしまいました。
命からがら、都長安に戻ってきた
太宗は、ぽつりと
「魏徴がいたならなんと言ったであろうな」
そう言ってその戦は敗戦で終わりを告げました。
ー〜ー〜ー〜ー
私達にとっても、自分の考えていることを
別の視点から見ると言うことは
とても役に立ちます。
どんな生き物であっても、
視野があり、死角もできるものです。
私達コーチは、自分の考え方が
混乱しているときだけではなく、
自分にとって、自分の考えていることが
どのように、うまくいっていて
どのように、うまくいっていないのか
どんなことに気づいていて
どんなことに気づいていないのか
自分の考え、行動を
より具体的に、現実的に
そしてより目標を実現しやすく
するために
「自分を映す鏡」として
是非活用してみて下さい。
・・・決断する責任がある
場合は特に、相談を出来る方が
限られてきます。
ときには、自問自答が起こっている
のかもしれません。
そんなときにも、鏡として
ときには、軍師として
ときには、応援団として
活用頂けると、
きっとお役に立てるはずです。
0 件のコメント:
コメントを投稿