目標を立てたり、仕事の方向性を探る、
といったセッションの前に
やってもらう事があります。
それは、過去の振り返りです。
一年間の目標を立てる場合は、
その前の年。
今後数年間の仕事全体の方向性、といった大きなスパンの場合は、
少なくとも今の仕事を初めてから現在まで、です。
振り返り方は、以前にも書いたように
時系列に
・周囲の出来事
・自分がやった事
・新しい経験(うまくいった事もいかなかった事も)
・学んだ事
を書き出していきます。表形式にしてくる方もいらっしゃいます。
「新しい」事の種類にはいろいろあります。
やっている事自体が変わった場合はもちろん
・やっている事は同じでも回数や頻度が増えた/減った
・やっている事が同じでも相手や仲間(部下/上司含む)が変わった/増減した
・やっている事は同じでも自分の立場が変わった
等。
自分の中で
「以前はできた事ができなくなった」と感じている場合、
よくよく見ていくと、
上記どれかのケースがあります。
例えば
ピラミッド型の組織で働いている場合、
自分のレイヤーが上がると、
これまでとは同じやり方では管理できなくなる事があります。
単純に出世しただけではなく、
部下や扱っている仕事の種類や数が増えた場合も、
ピラミッドが広がって
結果的に自分のレイヤーが上がっています。
この「今までの方法ではうまくいかなくなる」のは
自分が次のレイヤーに上がった、
次の段階に差し掛かっている~成長している
という証拠です。
ここを乗り越えれば、階段を一歩上がれます。
「以前出来てたことができなくなったから、またできるようになりたい」
目標と
「次の段階に行くために、必要な事を身に着けたい」という目標は
種類もモチベーションも違います。
数や規模、等、事実をベースに振り返ってみると、
この辺の図式が見えてきます。
自分が、今、どんな段階なのかを知ることで、
より適切な目標設定ができるようになります。
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