最近は脳科学が身近になってきて、
人気の脳科学者が、テレビに出ていたりするので、
人間の脳は、コンピュータの仕組みと似ている、
というのをご存じの方も多いと思います。
例えばパソコンを使っていて、
ウィルスソフトが全ディスクの検索を始めて、
動きがものすごく遅くなった、という経験を
お持ちの方、多いのではないでしょうか。
また、windowsなどパソコンのOSをバージョンアップしている間は、
メールを書いたり、といった他のソフトを使う作業はできません。
これらは、人間も同じなんです。
表面上、何にもしてない、何も考えられない、
ぼーっとしている時、
実は裏で、OSのバージョンアップ並の
大きな変化が起こっている時があります。
大きな仕事がひと段落したり、
環境の変化があったり、
何か、一区切りついた時などがそれです。
物理的な変化はそれほどないけれども、
気持ちの上で、大きな気づきがあった時もです。
こういうときに、無理に情報を入れようとしたり、
何か新しい事したりしても進みませんし、
それでも無理にやると、情報が溢れます。
全ディスク検索しながら、他のソフト動かさないのと一緒です。
その、表面的には何もしてないように見えるけど、
裏では大きな作業をしている期間は、
場合によって、数日だったり、
数か月だったり、いろいろです。
また、そんなに大きな区切りではなくても、
パソコンでファイルを編集したら、保存する時間が必要なように、
人も、何か集中して作業をしたら、
使った脳や体を休めたり、
そこでの気づきを、定着させるために、
ちょっとだけインターバルをとると、とても効果的です。
まじめな方や、早く成果を出したい方ほど、
この表面的な空白時間を嫌って、
自分を責めたり、隙間時間を埋めようとしたりするのですが、
これでは、次々に新しいファイルを作って保存しなかったり、
OSバージョンアップしてる最中に、
新しいファイル作ろうとしているようなものです。
日常的にも、中長期的にも、区切り区切りで、
上手にインターバルをとると、
長い目で見たら、結果的に早く、大きな変化が得られます。
何もしない時期がすぎたら、
それまでの成果や成長を振り返り、
次に活かすようにする事も有効です。
これらは一人でもできますが、
コーチと一緒なら、より楽にできます。
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