こんにちは、ひじままさきです。
孫子曰く
「勝兵は先ず勝ちてしかるのちに戦いを求め
敗兵はまず戦いてしかるのちに価値を求める」
兵法書「孫子」の一節です。
元々は戦争の進め方を記したものですが
その根源は、孫子(孫武)の
緻密な人間観察から導かれたもの
といわれています。
この一節を私達が現代に活用すると
物事を成功する人は、まず成功の為の準備をしてから
行動をしようとし、
物事が上手くいかない人は、まず行動してから
「上手くいくと良いなぁ」と考える
ということです。
私達がコーチングをするときも
実はこの原則を活用しています。
どんなに能力があっても
どんなに意欲があっても
上手くいかないことはあります。
その時に私達は上手くいくための
要素を何かしら見落としている
可能性があります。
そして時として、それは、
周りの環境でもなく
私達の行動でもなく
私達の能力でもなく
成功を信じ切れていない
あるいは
成功する器ではない
と自分の成功や自分自身と
成功との関係に
疑いを持っている場合が
あるのです。
環境的にも、行動的にも、能力的にも、
満たされているだけに
この自分自身が気づかずに
かけている心のブレーキには
気付きにくいものなのです。
私達はコーチングで
クライアントの成功への
プロセスを共に探求します。
共に探求するからこそ
一見、上手くいって然るべきなのに
と思うクライアントが
なかなか進まないときには
クライアントさん自身の
信じていること
自分自身についてのとらえ方
ここにも注意を向けます。
以前にお話ししたように
心のブレーキが働く理由も
確認して、
クライアントさんが
心身ともに、
発想や自分自身の認識とともに
目標達成、問題解決を
薦めることの出来る
状況を作っていくわけです。
どんな人でも、
信念を持って薦めるときもあれば
それがぶれることもあります。
ただ、それをご自身で
あるいは、コーチと共に
そのブレに気づき、
整えながら進むことが出来る
これもまたコーチが
クライアントの為に
目指していきたい
コーチングのプロセスなのです。
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