大学や企業などで
人間の心の仕組みや、反応などについて、
これまでに見聞きした事例をご紹介しながら
授業をすることがあります。
すると
速攻で
「どうしたらそれが克服できるんですか?」
「どう対応したらいいんですか?」と
聞いてくる方がいらっしゃいます。
「ああそういえば、自分もそんなことがあった」
「なんであの人はこうなんだー?って思ってたけど、
そういう事だったんだなー」
と、
自分や、周りの人に理論をあてはめて、
様々な考察をする人もいます。
どちらが、心の仕組みだけではなく
自分や他人の事を
深く理解しているか、というと
言うまでもなく後者です。
すぐに「じゃあどうしたら
良くなるんですか?/違いが乗り越えられるんですか/
克服できるんですか?」等
という思考に飛ぶのは、
一見、行動的で積極的ですが、
現実をあまり見たくない、
受け止めたくない
心の現れ…ともとれます。
「なるほどね~。心がそういう仕組みになってるんだったら
仕方ないんだなー
あれもこれもそうだったのかな~」
と、しみじみ考察を深める…
つまり、これまでの現象を受け入れると、
自ずと、気持ちと行動に変化が起きてきます。
例えば、
「なんでなんだっ?!」っと
イライラしてたのが、
冷製に対処できるようになる。
自分が逆効果になることをしていた…
という理解が深まり、
自然と言動が変わる…などなど。
これは、経験している人には
すぐにわかることですが
「じゃあどうしたら?」っと考えるのが
癖になっている人には、
なかなか難しいみたいです。
そこも、自分にはそういう癖があったんだな~~っと
しみじみ気づくと、
自ずと!変化が生まれるのです!(笑)
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