こんにちは。
時々、テレビのインタビューなどで
「結果が出てない」「出せてない」などという
言葉を聞いたりします。
これ、よく考えると、日本語としてなんだか
へんな感じが・・・。
何かをすれば、その結果は必ず「存在」します。
実際の会話でも、
「いろいろやってるけど、
結果がでないんです」
「???
それってもしかして、
前より悪くなっている、という事ですか?
いろいろやる前よりも全く結果がかわらない、
という事ですか?」
「いえ、前より数字は少しあがってます。
でも全然、こんなんじゃ足りないんです」
と、いうような話は、わりと良くあります。
「結果が出ない」=「目標数値に達していない」
という事のようです。
その目標数値がはっきりしていればまだしも、
「じゃあ、どのくらいの数値なら
結果が出た と思えますか?」
と聞いても、
しばらく、答がかえってこない場合もあります。
「結果が出ない」=「期待したほどではない」
(その期待がどのくらいなのか、あいまい)
という事です。
実際は、何かをすれば、
数字なり、
なんらかの結果はかならず、存在します。
その存在を認めれば、
その数字なりなんなりが、
予想や期待と違ってたのか、
その違いはどのくらいなのか、
という事を認識でき、
そこから、次どうするか、という
具体的なアイディアにもつながっていきます。
ところが、
「ない」「出ない」っと言い切る時、
イメージの中ではゼロ、
存在しないという事になります。
あるか/ないか、
出たか/出ないか、
一か/ゼロか、
の二択です。
こういう思考に陥っている時、
なかなか、具体的で有効なアイディアは
出てきません。
一かゼロかの二択だから「出ない」「出る」という
言い方になる、とも言えますが、
「結果が出ない」というような
言葉を繰り返す事によって、更に
そのイメージが強化されていきます。
だから逆に、
使う言葉を
「結果はこれこれだった。
予想と比べていくつくらい
違っていた」
というふうに変えることで、
ゼロか一 =
平地と屋上のみ、みたいだったイメージが、
階段や坂道状になっていったりします。
思考・イメージによって言葉は変わりますし、
その言葉を意識して変える事で、
思考・イメージを変える事もできるのです。
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